楽器としての声、マリア・カラス
多くの人たちと同じように、マリア・カラスの名前は以前から知っていた。
その多くの人たちがそうであるように、きちんと聴いたことがなかった。
いろいろなところで聴いたことはあるだろうが、マリア・カラスだと認識していなかった。最近、ようやくマリア・カラスだと認識して、聴くことができた。
驚愕した。
オペラといったら、この声、この音程!といった絶対的な声をだす。
聴いてるこちらもアドレナリンがドバドバ出る。
アイーダとマダム・バタフライでは歌声がちがう、迫力にみちたアイーダに比べてマダム・バタフライは、優しい声だ。それでいて、どちらもマリア・カラスなのだ。
クラシックを聴き始めて、まだ十年も経っていない。オペラとクラシックを一緒にしてしまっていいのかわからないが、マリア・カラスのおかげで、また自分の世界が広がったのを感じた。