キャット・パワーの力強さ
この不思議な名前の歌手を知ったのはいつだったか、もう覚えていない。白状してしまうと、ぼくは彼女の歌声よりも顔を好きになったのだ。貼り付けたこの写真をネットでみかけて、一目惚れした。アンニュイで力強くてどことなく色っぽい。これは個人の感想だし、ぼくの感想はえてして同意を得られない。だから、きっとこのブログを読んでくれている読者もこの写真を見て、ぼくと同じ感想を抱く人は少ないんじゃないか。
まあ、構わない。ぼくは時々夢想するのだ。ぼくの好きなタイプの女性というのが世の中ではあまりモテナイタイプの女性だったらいいな、と。そうしたら、ぼくのライバルは一気に減るわけだから。だけど、残念ながらぼくはあまりモテナイ。ぼくの好きなタイプの女性が云々以前に、ぼくがモテナイタイプなようだ。
話が脱線したけれど、一目惚れしたキャット・パワーがどんな歌を聴かせてくれるのか、もちろん気になった。ぼくは「Sun」というアルバムを聴いた。
なんだこれ。そう、上に貼り付けた写真にうつっている人物が歌っているのだと言われたら、即座に納得できる。アンニュイで力強くてどことなく色っぽい。そんな音楽だった。
これがぼくのキャット・パワーとの出会いだ。それ以来、ちょいちょい聴いている。熱狂的なファンではないけれど、ずっと心のどこかに引っかかってるような、そんな女性だ。