あふろざむらいの音楽ブログ

おもに音楽について語ります。

チャイコフスキー

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クラシックを聴くようになってから、ようやくどの作曲家がどの曲を作ったとか、この人はこういう傾向にあるとか、そういうことがわかるようになってきた。

好きな作曲家もちらほらわかってきた。
そんな中でもチャイコフスキーはかなりお気に入りだ。
なにしろドラマチック。日本人はチャイコフスキーが好きな人が多いんじゃないかと思う。
叙情的で、メリハリがあって、感情が盛り上がるのだ。これって、今のポップスなどにも通じるものがある。

クラシックは知れば知るほど楽しい。

 

 

安室奈美恵

小室哲哉時代はさほど興味がなかったんだけど、スイートシークあたりから気になりはじめた。
そして、girl talkあたりからは自分がファンなんだって気がついた。
ファンといってもライブにいったりアルバムを買ったりはしないので、ファンとは言えないのかもしれないけれど、曲はよく聴いていたし、動向を気にしてもいた。

安室奈美恵は、歌手である以前にアイコンだった。
歌もヘタとは言わないが、飛び抜けてうまいというほどでもない。
ただ、とてもいい声をしていて、こういう張りがあって色気のある声を持っている人は少ないと思う。
この声が、彼女のアイコンとしての強力な武器になった。
安室奈美恵という存在は、色っぽくてかつ可愛らしく、かつ強い女の象徴だった。ファッションもそうだが、結婚と出産と離婚を経て、やっぱり歌の世界で生きるしかない、歌しかやらない。SNSは自分ではやらない。コンサートでも歌って踊るだけで、MCはやらない。そういう、いさぎよい強さ。

引退してしまったけれど、アルバムはまだ聞ける。これからも聴き続けよう。

 

the Dave Brubeck Quartet

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アマプラでたまたま聴いた。
古さは感じるけれど、洗練されていて、まるできれいにエイジングされた革靴みたいな、おしゃれな感じ。

どうやらtake fiveという曲が有名だそうだ。
この曲、どのパートもかっこいい。かっこいいってことがわかる程度には自己主張するんだけど、誰かが一番目立つということはなくて、それぞれが自分のパートをしっかりやっている感じ。

ほどよさが、全体のすばらしいハーモニーを生んでいる。
これは楽しい。もっと聞きたい。

 

 

 

 

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バッハ - 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068 

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クラシックに目覚めたのは、グレン・グールドの「ゴールドベルグ」だったこともあり、一番好きな作曲家というとバッハだ。
ゴールドベルグマタイ受難曲といった作品の数学的なアプローチがとても好きだ。反面、この「G線上のアリア」のような叙情的な作品も作っているからすごい。

想像するに、バッハはすぐれたビジネスマン的素質も持っていたのではないだろうか。クライアントが望むものを的確に受け止めて提案していた。その結果としてバラエティ豊かな楽曲群が残されたのではないだろうか。
もちろんこれは素人の推測でしかない。ただ、バッハの楽曲のバリエーションの豊かさは驚異的である。

それも、ぼくがクラシックに詳しくないから言えることかもしれない。他の作曲家も深く知っていけば、それぞれが多彩な才能を見せてくれるかもしれないのだ。ただ、それでも、クラシックに導いてくれた師という意味で、バッハは特別な存在であり続けるであろうとは思う。

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

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パトリシア・コパチンスカヤソリストをつとめる。

楽しげに弾く。
クラシックを演奏するとき、演奏者は情感たっぷりに演奏する。とくにソリストはそうだ。
その時、彼らは作曲家の感情を模倣しているのだろうか。チャイコフスキーが悲しみを表現していると考えれば、演奏者も悲しみを帯びて演奏し、喜びだと考えれば、満面の笑みで演奏するのではないか。ぼくはそんな風に考えている。
その前提で考えると、演奏者それぞれの解釈によって曲に込められる感情も変わるのではないだろうか。わかりやすかったり、評価の定まっている曲ならいいだろうが、読み手によって解釈の異なる曲などは、演奏者が込める感情も違うのではないか。

そんなことも考えながら聴くクラシックは楽しい。これからもいろいろなことを考えながら聴いていこう。

 



 

サン=サーンス:動物の謝肉祭

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マルタ・アルゲリッチの芸術シリーズだそうだ。
マルタ・アルゲリッチって誰?と思ったのでググってみるとアルゼンチン・ブエノスアイレス出身の女性ピアニストということ。
「そんなの初歩でしょ!」と言われるかもしれないが、なにしろ素人なもので。

このアルバムは何度か聴いている。
いろいろな動物を音楽で模写しているそうだ。聴いていて楽しい。

クラシックというと堅苦しいイメージがあるが、こうして聴き続けていると、多様な表現を持っていることに気づく。ベートーベンのように人生を表現していることもあるし、ヴィヴァルディの四季のようにのどかな風景描写をしていることもある。スメタナの祖国のように川の流れを表現しているものもあるし、または、バッハのゴールドベルグのように数学的な楽曲だってある。
そういうことをふまえて、クラシックの本質は「奥行き」であると感じている。もっとも、これは初心者の感想だから、何年も聴き続けていくうちに、別の感想にいたることはあるだろう。めくじらたてずに聞いてもらえば幸いである。

 

ヒラリー・ハーン

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クラシックは修行中である。
ま、修行中といっても、演奏をしているわけじゃなくて、聴いているだけ。
ネットで時々クラシックブログを拝見したりすると、音楽史から語ったり、演奏の味わいについて語ったりしているのだけど、ぼくはそういうのはよくわからない。

ヒラリー・ハーンはよく見かけるので聴いてみた。いい音だなと思う。ただ、印象に残るかというとそうでもない。すごく美人なんだけど、しばらくすると忘れちゃう、そんなイメージ。本人もそんな感じなのかな。ってよけいなお世話か。

なんでもそうだけど、引き出しは多いほうがいい。ヒラリー・ハーンのファンになるかどうかはともかくとして、ヒラリー・ハーンというバイオリニストがいるということを知っていて、ヒラリー・ハーンの演奏をいくつか聴いてみる、ということをすると、それだけクラシックに親しむことになる。
ミーハーな切り口かもしれないけど、有効だと思う。実際ぼくはグレン・グールドへの興味からクラシックを聴くようになって、今では毎日聴いているのだから。

そんなわけでヒラリー・ハーン。うまいかどうかもわからないんだけど、もうしばらく追っかけてみよう。

 

 

 

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