ブラック・サバスのおどろおどろしさ
ブラック・サバスといえばもともとオジー・オズボーンが在籍していたバンド。という認識だった。オジーは聴いていたが、サバスは聴いていなかった。その後サバスを聴くようになったが、ぼくが好きだったのはロニー・ジェイムス・ディオの歌うdie youngだった。
月日が流れ、オジー・オズボーンがボーカルをつとめていたころのサバスのアルバムを手にとった。最初に聴いたのは、マスター・オブ・リアリティだったと思う。お目当てはチルドレン・オブ・ザ・グレイヴ。この曲のリフに夢中になった。これがヘヴィ・メタルというものだ。それまで、サバスのヴォーカルはロニー・ジェイムス・ディオがいいと思っていたのに、一瞬でサバスといえばオジー!という認識に変わったのだから恐ろしいものだ。
オジーがいるサバスを聴いていると、ぼくはダース・ヴェイダーを思い出す。あのダサさとかっこよさのギリギリのところを攻めている存在。そして、両者を思うとき、ぼくは、これがサブカルチャー、もしくはポップカルチャーの原型を見る思いに駆られるのだ。
現在のサバスをチェックすることはなくなったが、今でもオジーは好きだし、トニー・アイオミのギターリフにも愛着がある。これからも聴き続けていきたいバンドだ。