人と違うことを前向きに受け止めさせてくれる電気グルーヴ
電気グルーヴを知ったのは、ラジオだったか。
あまりよく覚えてない。ただ、曲は覚えてる。あしたのジョーの曲だった。もちろんアニメの主題歌とかではなくて、アニメの音声などをサンプリングした曲だった。これがやけに強烈で印象に残った。
はっきりと電気グルーヴを認識した頃には、メンバーは石野卓球とピエール瀧になっていて、マリンはもういなかった。
はじめて買った電気グルーヴのアルバムは「VOXXX」だった。
とても楽しいアルバムだった。「エジソン電」「ジャンボタニシ」など、ごちゃまぜで、それこそラジオを聴いているみたいにいろいろな曲が流れてくる。
個人的には、このアルバムは反戦がテーマなのかなと思っている。
ただ、電気グルーヴがそういうことを考えているのかどうか、ぼくには知る由はないけれど。
電気グルーヴは、歌詞のおもしろさというのもあるけれど、やっぱりリズムがいい。ここでこういう音を入れてくるのか! っていう驚きがある。
ピエール瀧が逮捕された時はショックだった。
薬をやっていたこと自体はさほど驚かなかったけれど、これで電気グルーヴがいなくなってしまうのではないかというのがショックだった。
でも、ピエール瀧が戻ってきて、そのまま復活してよかった。
楽しいことの少ない日常で、電気グルーヴはなくなってはならない。
ぼくにとって電気グルーヴとは、人と違うことをしてもいいんだと思わせてくれる存在だから。
末永く楽しませてほしいものだ。
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